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世界
2019.03.14

「世界で最も持続可能な企業」100社:日本の企業は8社がランクイン

カナダを拠点として持続可能性に関する雑誌の出版やリサーチを行っているコーポレート・ナイツ社は2019年1月22日、企業の持続可能性に関する業績のランキング「the 2019 Global100(世界で最も持続可能な企業100社)」を発表しました。同社は毎年ダボス会議に合わせて、このランキングを発表しています。

今年のランキングは、2018年の売上が10億ドル以上の企業が対象。100社を選ぶにあたっては、まず、持続可能性に関するデータを発表しているか、タバコの売上が5%以上を占めていないか、畜産アニマルウェルフェア対応で低い評価を受けていないかなどの基準によってスクリーニングが行われました。

このプロセスを経て選ばれた100社について、資源管理(エネルギー、温室効果ガス、水など)、従業員管理(離職率や女性管理職の割合など)、財務管理(イノベーションの能力やCEOの賃金など)、クリーン収益などの21のKPI(重要業績評価指標)を用いて、ランキングが計算されています。2019年版の1位はデンマークのクリスチャン・ハンセン、2位はフランスのケリング、3位はフィンランドのネステでした。

日本企業では、今年は、エーザイ(73位)、武田薬品工業(78位)、横河電機(82位)、積水化学工業(89位)、花王(92位)、トヨタ自動車(95位)、コニカミノルタ(96位)、パナソニック(100位)と8社がランクインしました。ランクインする日本企業は昨年の4社から8社へと増えています。

(新津 尚子)

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