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2019.05.21

「コワーキング」という働き方は、孤独感の緩和にも効く

「コワーキング」という働き方は、孤独感の緩和にも効く

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https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Zonaspace-coworking-openspace.jpg

(シェアラブルより)

フリーランスや、勤務先以外の場所で情報通信機器を利用して働くテレコミューティング、短期間で転職を重ねるなど、多様な働き方を取り入れて自宅で仕事をする人が増加するなか、「孤独」という問題が生じています。

働く人の孤独感を和らげる策として注目されるのが、仕事場を共有使用する「コワーキング」です。米国の傾向について詳しい米リサーチ・コンサルタント会社「エマージェント・リサーチ」のスティーブ・キング氏のインタビューを紹介します。

同社が2017年に発表した共同調査によると、コワーキングスペースで仕事をするようになったことで、83%の人が「孤独感が薄れた」、89%の人が「より幸福を感じる」と答えました。企業も、孤独はメンタルの健康にかかわる問題だと気づき、自宅勤務の従業員がコワーキングスペースを利用することに寛容になっています。またフリーランスなどで働く人も、仕事場を考える上で孤独感などの社会的側面に目を向けるようになったといいます。

従来、コワーキングスペースは仕事重視の設計でしたが、今ではコミュニティが生まれ、働く人たちが交流できる空間を重視する傾向が見られます。

スティーブ・キング氏は今後、米国ではコワーキングはより一般的になり、企業がメンタルヘルスに重点を置くことで促進され、独立して働く人たちも引き続き積極的にコワーキングを取り入れるだろうと語っています。

(佐々 とも)

※この記事は2019年3月にShareableに掲載されたCat Johnson氏の記事(Q&A: Steve King on loneliness, the social side of coworking and the future of work)の要約です。

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