バルバドスのエネルギー・水資源大臣、島のカーボンフリー化の手助けを協同組合部門に要請する
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(COOP newsより)
カリブ海に浮かぶ島国バルバドスは、「化石燃料ゼロを2030年までに完全達成」という目標を掲げています。エネルギー・水資源大臣のウィルフレッド・エイブラハム氏は、協同組合連合運動(the Cooperatives Societies Movement)の会議で、「この島国には、再生可能エネルギーへの投資がもっと必要」と述べ、化石燃料ゼロに向けた取り組みを協同組合が支えるように要請したと、バルバドス・トゥデイ紙は伝えています。
「バルバドスでは化石燃料を燃やすのをやめる予定です。私たち、小島嶼開発途上国は、世界で最も温室効果ガスの排出が少ない国に属しながら、気候変動の影響を最も受けています。・・・(中略)・・・私たちにとって、再生可能エネルギーへの移行は、ただ便利というだけではなく、生活をかけた戦いなのです」と大臣は述べています。また再生可能エネルギーへの移行によって、国の経済の負担になっている外国産の石油やガスの購入という問題にも取り組むことができます。
そして大臣は、バルバドスの協同組合と信用組合に、投資によってこの移行をサポートすることを要請しました。協同組合のモデルでは、すべての組合員が投資家になるため、再生可能エネルギーのプロジェクトの利益を分かち合えます。協同組合のモデルによって、「自分は移行のプロセスに参加している」と人々が感じることで、バルバドスの人々はエネルギー移行に関与できます。
(新津 尚子)