世界銀行がESGデータポータルを開設
ソブリンESGデータポータル
http://datatopics.worldbank.org/esg/
(世界銀行より)
世界銀行は10月29日、ESG(Environment、Social、Governance:環境、社会、ガバナンス)に関するデータを入手できる、オープンで使いやすい無料のオンラインプラットフォーム「ソブリンESGデータポータル」(Sovereign ESG Data Portal)を開設しました。このポータルサイトは、投資家が持続可能な開発政策の指標や分析に沿ったESG分析を実施できるよう支援すること、また、データの透明性を高め、民間部門による新興市場や途上国への投資を後押しすることを目的としています。
ソブリンESGデータポータルには、世界銀行に加盟する189カ国のESGデータに関する、17の項目に分けられた67の指標が掲載されています。67の指標は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)17の目標すべてを対象にしています。例えば、環境に関しては、「排出と汚染」「自然資本と管理」「エネルギー使用と安全保障」「環境・気候のリスクとレジリエンス」「食料安全保障」の5つの項目に分けられた合計27の指標があります。
データには、折れ線グラフを使って各指標の状況を表す「インタラクティブ・データ・エクスプローラー」や、折れ線グラフ、棒グラフなどを使って、一国について複数の指標の状況を一望できる「カントリー・ダッシュボード」など、さまざまな種類があります。「カントリー・ダッシュボード」のページで日本を選ぶと、再生可能エネルギーの生産量や二酸化炭素排出量などについて、日本のデータと世界全体や高所得国のデータとを比較できる形で表示されます。
- ソブリンESGデータポータルのサイトはこちら(英語)
http://datatopics.worldbank.org/esg/ - ソブリンESGデータポータルに関する世銀のプレスリリースはこちら(英語)
https://www.worldbank.org/en/news/press-release/2019/10/29/world-bank-launches-sovereign-esg-data-portal