韓国の「マザーセンター」、コミュニティ主導で親を力づける
Image by susi paku.
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(シェアラブルより)
親になることは喜びです。しかし同時に困難や孤独感も生まれ、それがシングルマザーであればなおさらです。
韓国では、女性はキャリアより子育てを期待されがちですが、男女の格差が大きく、女性の多くは資金が不足しています。特にシングルマザーには「治療費が払えない。養育費を受けとれない。勤労所得がない」といった母親が大勢います。
こうした女性たちの健康、暮らし、未来を約束し、力を与えようと、韓国では地元の「マザーセンター」が活躍しています。
チュンチョン市にある「チュンチョン・ウーマンコーポラティブ・マザーセンター」は、フェミニストの協同組合として運営され、児童保育や女性への教育を提供しています。
プログラムの基盤は「会合」で、ヨガのための小グループや非暴力コミュニケーションについての会、フェミニストに関する読書会など、だれでも開くことができます。
近年の「マザーボックス」プロジェクトでは、新しく赤ちゃんを持つすべての家庭が、同等の条件でスタートできるように、育児本、おむつ、洗剤などの必需品が入った箱を赤ちゃんが生まれる家庭に届けます。また、その親たちは6つの育児レッスンも受けられます。
韓国のリーダーたちは世界のネットワークともつながろうとしています。こうしたマザーセンターは、韓国のみならず、世界各地に800以上あり、子供たちの健全な成育を妨げる社会的、経済的な障壁を取り除くべく専心しています。
※この記事は2020年1月にShareableに掲載されたAlessandra Bautze氏の記事(South Korean "Mother Centers" empower parents through community-based initiatives)の要約です。