世界のケンタッキーフライドチキン、ヴィーガンメニューの導入に向けて加速中
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世界各地のケンタッキーフライドチキン(KFC)で、ヴィーガンメニューの導入に向けた動きが加速しています。
北米では、実験的な販売が昨年から活発に行われています。米国ジョージア州アトランタの店舗では2019年8月に、植物由来の代替肉で作られた「ビヨンド・フライドチキン」が1日限定で販売されました。KFCといえば赤と白のパッケージが有名ですが、ビヨンド・フライドチキンのパッケージは緑と白。Twitterに投稿されている販売当日の写真からは、緑と白の看板が掲げられた店舗の周りに、大行列ができている様子がうかがえます。
その後2020年2月には、ノースカロライナ州シャーロットとテネシー州ナッシュビルの店舗でも、ビヨンド・フライドチキンを試験的に販売しています。カナダでもオンタリオ州の店舗で、2019年11月に植物由来のフライドチキンを1日限定で販売しました。
さらに今年に入って、北米以外の地域では、本格的なヴィーガンメニューの販売も始まっています。英国とアイルランドでは2020年1月から、「オリジナル・ヴィーガン・レシピ」の販売を開始しました。そして香港でも、6月から植物由来の「新世代シリーズ」の販売が開始されています。
日本のKFCではまだヴィーガンメニューの販売はありませんが、今後の動向に注目が集まります。
(新津尚子)