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2020.07.27

コロナ禍、協同組合型プラットフォームがミュージシャンを支援する

コロナ禍、協同組合型プラットフォームがミュージシャンを支援する

Ampled website.
https://www.ampled.com/

(シェアラブルより)

米国でコロナウイルス感染拡大を防止するために布かれた外出禁止令は、音楽業界にも経済的打撃を与えています。ライブハウスなどの閉鎖や、生計を立てるために働いていたレストランやバーの休業で、多くのミュージシャンが生活苦に陥りました。こうしたミュージシャンの窮地を救うため、オンライン・ミュージック・プラットフォームのAmpledは、少なくとも2020年末まで、利益の100%をミュージシャンに支払うことを約束しました。

2018年にニューヨークで設立されたAmpledは、協同組合をモデルにした組織づくりを行ってきました。既存のデジタル音楽配信会社とは異なり、組織の運営にはミュージシャンとサポーターとスタッフが直接関わります。2020年12月にはその三つのグループからそれぞれ3人の役員が選出される予定で、メンバー全員が平等に意見を出し合って利益の割り当てについて再評価することになっています。

「この危機によって新たなアイデアを望む声が高まった。数週間前まで非現実的に思えたことが今では可能になったのだ。ミュージシャンが共同で所有するプラットフォームなど考えたことがあっただろうか? これがうまくいくとしたら、今しかないだろう」とAmpledの共同設立者オースティン・ロビーは語っています。

(佐々 とも)

※この記事は2020年6月にShareableに掲載されたArvind Dilawar氏の記事(New co-op helps fans support musicians during pandemic)の要約です。

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