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2020.10.01

日本:SDGs達成状況は17位と後退、コロナ対応では6位―2020年版SDGsインデックス&ダッシュボード

日本:SDGs達成状況は17位と後退、コロナ対応では6位―2020年版SDGsインデックス&ダッシュボード

Sustainable Development Report 2020
https://www.sustainabledevelopment.report/

持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)とベルテルスマン財団は2020年6月30日、各国の持続可能な開発目標(SDGs)達成状況に加え、新型コロナウイルス対応に焦点を当てた2020年度版「持続可能な開発目標インデックス&ダッシュボード」を公開しました。

国連加盟全193カ国のSDGsの達成状況を分析した指標では、昨年とは順位は異なるものの北欧3カ国(スウェーデン:スコア100点中84.7点、デンマーク:84.6点、フィンランド:83.8点)がトップを占めました。日本は79.2点で17位と、2017年の11位、2018年と2019年の15位から順位を下げました。日本の各目標の達成状況では、目標4(教育)、目標9(産業と技術革新の基盤)に加え、目標16(平和と公平)が初めて「達成」と評価を得た一方、今回は新たに目標14(海の豊かさ)と目標15(陸の豊かさ)が「まだ深刻な課題あり」との低評価になりました。

今回は、OECD加盟33カ国の新型コロナウイルス感染に対する早期対応の効果の分析も報告しています。保健・経済両面を考慮して測るために考案した試験的指標を使い、同年3月4日から5月12日のデータを元に分析した結果によると、1位は韓国で、ラトビア、オーストラリアが続き、日本は6位でした。

また同報告書は、目標17(パートナーシップ)にある国際協力以外に早急なコロナ禍解決への道はないとし、「ベストプラクティスの迅速な普及」「途上国のための資金調達のしくみ強化」など5つの重点施策での国際協力を訴えています。

(たんげ ようこ)

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