無条件ベーシックインカムの実験に「賛成」は46%:英国の調査から
A POPULAR BASIC INCOME: UNDERSTANDING PUBLIC ATTITUDES TOWARDS UBI
https://www.thersa.org/globalassets/%5C_foundation/new-site-blocks-and-images/reports/2020/10/the-rsa-a-popular-basic-income.pdf
(RSAより)
RSAは2020年10月、ベーシックインカムについての英国の人々の捉え方に関する調査結果「(仮題)評判のよいベーシックインカム:無条件ベーシックインカムに関する一般の人々の考えを理解する(A POPULAR BASIC INCOME: UNDERSTANDING PUBLIC ATTITUDES TOWARDS UBI)」を発表しました。
この調査によると、「自分が暮らす地域でのベーシックインカムの実験に賛成(非常に賛成/どちらかといえば賛成)」と答えた人たちは46%と、「反対」と答えた16%を大きく上回りました。
さらに「非常に賛成」と回答した19%の特徴をみると、労働党や緑の党の支持者が多く、大卒者や年齢が若い人や、伝統的な価値よりも多様性を重視する人が多いことがわかりました。
これは「反対」と回答した人には、保守党の支持者が多く、年配で、多様性よりも伝統的な価値を重視する人が多いこととは対照的な結果でした。
なおこの調査では、35%はベーシックインカムの実験に「賛成でも、反対でもない」と回答しています。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査法
サンプル数:2000人
調査時期:2020年9月15日から16日
※英国の人口を代表するよう割当と重み付けが行われている
(新津 尚子)