世界で最も持続可能な企業100社 日本からは5社がランクイン、3社が50位内
The 2021 Global100
https://www.corporateknights.com/reports/2021-global-100/
持続可能性に関する雑誌の出版やリサーチを行うコーポレート・ナイツ社は2021年1月25日、企業の持続可能性に関する業績のランキング『The 2021 Global100(世界で最も持続可能な企業100社)』を発表しました。
2021年版の1位はフランスのシュナイダーエレクトリック(産業複合企業)、2位はデンマークのオーステッド(発電会社)、3位はブラジルのブラジル銀行(金融機関)でした。
日本企業のトップは16位のエーザイです。その他ランクインしたのは、シスメックス(32位)、コニカミノルタ(41位)、積水化学工業(51位)、武田薬品工業(71位)の5社。企業数は2年連続で減少しましたが、50位内にランクインした数は昨年の1社から3社へ増えました。
なお、今年のランキングの対象は、2019年の売上が10億ドル以上の企業です。100社を選ぶにあたり、まずは、環境に深刻な被害を与えていないか、深刻な人権侵害をしていないかなど21の基準でスクリーニングが行われました。このプロセスを経て選ばれた343社について、環境、社会、ガバナンス、経済の4分野の合計24のKPI(重要業績評価指標)を用いて順位が付けられ、上位100社が「世界で最も持続可能な企業100社」として発表されました。
今年の特徴は、新型コロナウイルス感染と「ブラック・ライブス・マター(BLM)」運動の影響が指標に反映されたことです。具体的には、有給休暇の付与状況や役員や幹部の多様性に関するKPIが追加されました。
(たんげ ようこ)
- The 2021 Global100について詳しくはこちら(英語)
https://www.corporateknights.com/reports/2021-global-100/