日本のオーバーシュート・デイ(地球の自然予算を使い果たす日)は5月6日
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2021年5月6日。この日が今年の日本のオーバーシュート・デイでした。
オーバーシュート・デイ(Overshoot Day)とは、世界中の人々が日本人と同じように暮らしたとしたら、「元旦に1年が始まったとして、いつ地球の自然予算を使い果たすのか」を表すもので、国際的なNGOのグローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)から各国のデータが発表されています。
その年に地球の生態系が再生できる量を「バイオ・キャパシティ」と呼びます。一方、人間が生態系に対してどのくらい求めているかを「エコロジカル・フットプリント」と呼びます。エコロジカル・フットプリントがバイオ・キャパシティを上回る日、つまり、人間の需要が地球一個が提供できる量を超えてしまう日のことです。
国ごとのオーバーシュート・デイの計算方法を、日本を例に説明しましょう。日本のエコロジカル・フットプリントは一人当たり4.6gha(最新の2017年のデータより)です。それに対して世界のバイオキャパシティは一人当たり1.6ghaです。
ここから、みんなが日本人のような生活をしたら、4.6/1.6=2.86、つまり2.9個の地球が必要であることがわかります。そして日本のオーバーシュート・デイは、365×(1.6/4.6) = 126.96、つまり127日目です。これが5月6日に当たります。
なお、オーバーシュート・デーが一番早いのは、カタールの2月9日です。その他の国では、米国は3月14日、スウェーデンは4月6日、英国は5月19日と、多くの先進国は、1年の早い段階でオーバーシュート・デイを迎えることになります。人間の要求が地球が支えられる量をいかに超えているかがわかります。
(新津 尚子)
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https://www.overshootday.org/newsroom/country-overshoot-days/