地域で食料を必要とする人のために小さな無料パントリー/冷蔵庫を作ろう
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https://commons.wikimedia.org/wiki/File:McKinney_April_2017_013_(Little_Free_Pantry).jpg
(シェアラブルより)
コミュニティが複雑化し、直面する課題も増える中、住民がいつでも頼りにできる援助基盤を作ることは重要です。その方法の一つが、LFP(Little Free Pantry:小さな無料パントリー)やLFF(Little Free Fridge:小さな無料冷蔵庫)と呼ばれる、地域で食料を必要とする人のために食料をストックする小さな構造物の設置です。
2016年に米国アーカンソー州で第1号が設置されて以来、LFP/LFFの数は全米各地や世界中で数百に上ります。以下のステップでみなさんのコミュニティでも作ってみましょう。
1.法規制をチェック
まずは構造物設置に関する区画法規制や特別許可などが必要ないか確認しよう。
2.場所を選ぶ
昼夜いつでも安全な場所、真夏の直射日光を避けられる場所を選ぼう。LFFの場合は電源も確保しよう。
3.LFP/LFFを作る
年中あらゆる天候下で1日に何回も開け閉めすることを考えて作ろう。サイズは冷蔵庫大でも、大きめのクーラーボックスくらいでもOK。LFFであれば電気代をどうまかなうかも考えよう。
ステップ4:常にストック、いつもきれいに
LFPなら缶詰や箱や袋に入った保存食品のみ。LFFなら青果や要冷蔵食品も大丈夫だが精肉や乳製品は避けよう。大きさや地域のニーズに応じ、歯磨き粉などの衛生用品、洗濯用洗剤などの日用品、学用品を入れることも考えよう。
ステップ5:口コミで広げる
近隣住民には設置前から知らせ、ストックや維持管理、利用で支援を呼びかけよう。
(たんげ ようこ)
※この記事は2021年4月にShareableに掲載されたJoAnna Haugen氏による記事(How to create a little free community pantry or fridge)の要約です。