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日本
2022.04.13

アニマルウェルフェア(AW)認証や評価の動きが加速中! 政府もAW指針策定の方針

アニマルウェルフェア(AW)認証や評価の動きが加速中! 政府もAW指針策定の方針

Photo by Christopher Carson on Unsplash.
https://unsplash.com/photos/i4XLJmlYit4

このところアニマルウェルフェア(AW)の認証や指針をめぐる動きが活発です。3つの動きを紹介します。

(1)山梨県では、2021年度に全国の自治体で初となる「やまなしアニマルウェルフェア認証制度」を創設しました。この認証には「エフォート〔取組(計画)認証〕」と「アチーブメント〔実績(成果)認証〕」の2つの認証区分があります。

エフォート認証は講習会の受講等により、AWの知識を習得しエフォート基準を満たすとともに、AWの取り組み宣言を提出した農場を認証します。一方、アチーブメント認証は、アチーブメント基準を満たした農場とそこで生産される畜産物などを認証するものです。

やまなしアニマルウェルフェア認証制度について
https://www.pref.yamanashi.jp/chikusan/yamanashiaw.html

(2)乳牛のAW認証を2016年から運用している一般社団法人アニマルウェルフェア畜産協会は、肉牛の評価方法を2022年3月に公開するなど、肉牛の認証に向けて動いています。肉牛は牛体の清潔さなど動物ベースの12項目、1頭あたりの飼槽幅など施設ベースの13 項目、濃厚飼料給与量など管理ベースの19 項目の計44項目で評価されます。

肉牛のアニマルウェルフェア評価法
http://animalwelfare.jp/wp-content/uploads/2022/03/hyoukahou_BE_2022.pdf

(3)農林水産省は2022年1月に、第1回「アニマルウェルフェアに関する意見交換会」を実施しました。委員は、生産者、食肉・食鳥処理場関係者、流通・外食関係者、消費者団体関係者、学識経験者からなり、日本マクドナルドホールディングスやキユーピーからの参加者を含む22名が出席しました。農水省はこの意見交換会で、各畜種ごとのAWの指針を国が策定していく方針であることを明らかにしました。

アニマルウェルフェアに関する意見交換会の開催状況
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/animal_welfare_iken.html

(新津尚子)

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