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2022.04.17

閲覧者の投稿結果が反映される「生活の質」指標、10年前の結果と比較すると?

さまざまなデータを提供しているウェブサイトNumbeoは、各国の生活の質の指標を2012年から公表しています。この指標は、生活費や医療、安全、通勤時間など8つの要素を総合評価したものです。

評価には、Numbeoのウェブサイトの閲覧者が投稿したデータと、スーパーマーケットなどのウェブサイト、政府機関、新聞記事などからのデータが用いられています。医療であれば、「医療機関での待ち時間」「便利な場所にあるか」なども評価されています。

2022年、及び2012年の結果を見てみましょう。

2022年のトップだったのはスイスの195.27点(2012年は1位194.11点)、2位はデンマークの192.36点(2012年は8位163.12点)、3位はオランダの185.38点(2012年は11位158.07点)です。なお、2012年のトップ3は、スイス、ドイツ(2022年7位)、ノルウェー(2022年10位)でした

日本は、2022年は87カ国中16位(169.48点)だったのに対して、2012年は51カ国中13位(130.52点)でした。見かけ上は順位が下がっていますが、参加国が増えていることが一因と思われます。10年前に比べて、スコア自体は伸びています。

なお、2022年の結果を要素別に見ると、日本の順位が高いのは医療の3位(2012年は1位)と安全の7位(2012年は1位)でした。逆に順位が低かったのは、通勤時間の68位(2012年は43位)と生活費の78位(2012年は49位)です。医療と安全は2012年から順位を落としていますが、これには台湾など、参加国が増えていることも関係しています。

(新津 尚子)

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