2022.05.13
スターバックス、使い捨て削減の試みをグローバルに展開する
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「2030年までに廃棄物を50%削減する」という目標を掲げるスターバックス。その達成に向けて、世界各国でさまざまな試験的な取り組みを進めています。
リユース促進- 貸出カップ:持ち帰り時、カップを貸し出し、飲み終わったら店に返却してもらい、パートナー企業が洗浄して再利用します。この実証実験は米国、シンガポール、英国、日本で行われています。
- 使い捨てカップゼロ:すべてのドリンクをマイカップ(リユーザブルカップやマイタンブラーを含む)、店内用カップのいずれかで提供。韓国済州市の4店舗で試験的に導入し、最初の3カ月で推定20万個が使い捨てされずにすみました。
- 米国で2021年8月の2週間にマイカップを持ち込み注文すると、海洋保護団体「オーシャン・コンサバンシー(Ocean Conservancy)」に1ドル寄付されるキャンペーンが展開されました。
- 1980年代から、マイカップ持ち込みで0.1ドル割引(日本では20円割引〈税別〉)してきましたが、今年から米国中の店舗で使い捨てカップの有料化(0.1ドル)や割引額の引き上げ(0.5ドル)を試験的に実施。使い捨てカップの有料化は英国やドイツでも試験的に行われています。
- 世界中の店舗で、従来のプラスチックストローに代えて生分解性ストローを導入。
- 日本では2022年4月から、106店舗で試験的にアイスドリンクを樹脂製グラスで提供するほか、全国の店舗で持ち帰り用に生分解性のカトラリー(フォークやナイフなど)も導入しています。
(佐々 とも)