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世界
2022.06.14

欧州委員会、気候中立とスマートシティを牽引する100都市を発表

欧州委員会は、2030年までに気候中立(クライメイト・ニュートラル)かつスマートシティへの移行を目指すEUの「都市ミッション」に参加する100都市を、2022年4月28日に発表しました。

100都市にはフランスのパリやイタリアのミラノなど、EU加盟国27カ国の他、英国のブリストルやグラスゴーなどEU圏外の8カ国からも12都市が選出されました。

EU市民の75%は都市部に暮らしており、世界的には都市部はエネルギーの65%以上を消費、CO2排出も70%以上を占めています。よって、気候中立への移行を目指すためには、都市が実験とイノベーションの生態系として機能することが重要です。

2022年から2023年にかけて、このプロジェクトは、3億6,000万ユーロの資金提供を受けることになっています。選定された100都市は、個別のアドバイスや、追加資金・融資の機会を得られるほか、パイロットプロジェクトへの参加といった恩恵を受けることができます。

2022年1月31日に締め切られた参加募集では、100都市という枠を大幅に上回る377都市が参加を希望しました。関心の高さを踏まえて、落選した都市に対しても、資金提供などの支援が行われることが予定されています。

(新津 尚子)

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