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2022.09.08

オーバーシュート・ディを遅らせる「可能性の力」はたくさんある!

オーバーシュート・ディを遅らせる「可能性の力」はたくさんある!

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グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)は、今年の世界のオーバーシュート・デイ(地球の自然予算を使い果たす日)を7月28日と発表しました。

約半世紀前、1971年のオーバーシュート・デイは12月25日でした。人間の自然に対する年間の需要が、その年に地球が再生できる量とほぼ一致しています。ところがそれ以降、オーバーシュート・デイは年々早まり、今では50年分の負債を抱えた暮らしになっています。そうした影響は、すでに温暖化や森林消失などに表れてきています。

しかしGFNは、「現行の傾向は私たちの宿命ではなく、地球の資本の範囲内で繁栄した生活を送ることは手の届かないことではない」としています。その実現に向けて同公式ページのPowerOfPossibility(可能性の力)では、地球、都市、エネルギー、食料、人工の5つの主要な領域で、持続可能性を改善させるための多くの解決策を提示し#MoveTheDate(オーバーシュート・デイを遅らせよう)キャンペーンを行っています。

例えば、食料の領域で大きな課題となる食料廃棄物。世界の食料廃棄物を半分に減らせば、オーバーシュート・デイを13日遅らせることができるとしています。また毎年6日ずつ遅らせることができれば、2050年までにオーバーシュート(行き過ぎ)を防ぐことができるとも述べています。

今年は国家も動き始めています。エクアドルの環境省がオーバーシュート・デイのイベントを主催し、世界に向けて行動を呼びかけました。

(有光圭子)

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