Food Made Good、「食のサステナビリティ」でフードサービス業界に変化を起こす
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世界人口が80億人に到達し、食のあり方がますます重要になる中、英国発祥の「食のサステナビリティ」の取り組みが世界に広まっています。
英国のサステイナブル・レストラン協会(SRA)は2010年に「Food Made Good」プログラムを立ち上げました。その狙いはフードサービス業界に変化を起こすこと。50店舗のメンバーで始めたプログラムは、今では世界1万店舗以上にまでに拡大し、飲食店やカフェ、大学食堂などを対象に、サステナブルな食材の調達やサービスの提供に関する支援や格付けを行っています。
注目したいのが、サステナビリティを向上させるためのフレームワーク。「調達」「社会」「環境」の3つの部門に分けて次の10の項目が掲げられ、これらの項目をもとに1~3つ星の格付けや年間アワードが決定されます。
サステナビリティ・フレームワーク
調達
1 地産地消と旬の食材の利用
2 より多くの野菜とアニマルウェルフェアにより配慮した肉の提供
3 サステナビリティに配慮して捕獲された魚介類の調達
4 フェアトレードを通じた途上国の農家への支援
社会
5 従業員への公平な機会・トレーニング・待遇
6 地域コミュニティとの交流
7 健康的な食事の提供
環境
8 資源の節約・環境の保護・水利用の管理
9 リデュース・リユース・リサイクル
10 食料廃棄の削減
日本でも、2018年に英国SRAと連携して「日本サステイナブル・レストラン協会」が設立されました。2022年11月には2回目となる「Food Made Good アワード」が開催されています。
(佐々 とも)
世界
- Food Made Goodについて詳しくはこちら(英語)
https://www.foodmadegood.org/ - 日本サステイナブル・レストラン協会開催のアワードについてはこちら(日本語)
https://foodmadegood.jp/food-made-good-japan-awards-2022/