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世界
2023.03.02

世界で最も持続可能な企業100社 トップは金属リサイクル業者 日本からは4社がランクイン

2005年から企業の持続可能性の評価を続けているコーポレート・ナイツ社は、今年も1月18日に『The 2023 Global 100(世界で最も持続可能な企業100社)』を発表しました。対象となるのは、売上高10億ドル以上の上場企業で、持続可能な収益率と投資率、炭素生産性、人種・ジェンダーの多様性など25の指標を用いて評価が行われています。

2023年版の1位は米国のシュニッツァー・スチール(金属リサイクル業)、2位はデンマークのヴェスタス(風力発電機メーカー)、3位はオーストラリアのブランブルス(サプライチェーン・ロジスティックス)でした。

日本からは、コニカミノルタ(50位)、エーザイ(53位)、リコー(80位)、積水化学工業(84位)がランクインしました。コニカミノルタ、エーザイ、積水化学工業の3社は昨年度に続いてのランクインです。

コーポレート・ナイツ社のリサーチ・ディレクターのラルフ・トリー氏は、原油価格の上昇により、自然エネルギー、スマートビルディング、電気自動車などのサーキュラー・エコノミーの取り組みを含む気候変動解決策の成長が促されていると述べています。実際1位のシュニッツァー・スチールは、金属リサイクル業です。

今回ランクインした100社の総収益の半分が、持続可能な収益でした(コーポレート・ナイツ社の分類による評価)。また、100社はACWI(世界株式インデックス)の企業に比べて、炭素排出量1トンにつき、33倍の収益を上げています。

(新津 尚子)

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