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2023.06.08

世界チョコレート成績表:日本企業の取り組み、改善の余地あり

世界チョコレート成績表:日本企業の取り組み、改善の余地あり

Photo by Tamas Pap on Unsplash.
https://unsplash.com/photos/6IDGTjq_Pic

世界のチョコレート関連大手企業の調達方針やサステナビリティ課題への取り組みを評価し、ランク付けした『世界チョコレート成績表』の第4版が2023年3月28日に発表されました。

この「成績表」の調査は、37のNGO、25人の専門家、3つの大学による共同プロジェクトとして実施されました。調査対象は、メーカー、カカオを扱う商社、加工業者、小売業者を含む71社で、対象企業が関わった製品は全世界のチョコレート製品の95%におよびます。

同調査では、「トレーサビリティ・透明性」「児童労働・強制労働」「森林破壊・気候」等の6分野について、メーカー等と小売で分けて5段階評価し、総合評価でランク付けしました。

全分野で5段階中最高の「業界をリードしている」の評価を受け、総合評価で優良賞を獲得したのはオランダのオリジナル・ビーンズです。カカオ生産とチョコレート製造での環境再生型アプローチが評価されました。

日本のメーカー等では、総合評価の5段階中最高と2番目(「方針には問題なく、実行に移し始めている」)の評価を受けた企業はゼロでした。3番目の「方針設定と実行にもっと取り組む必要がある」企業として不二オイル等3社、4番目の「業界に追いつく必要がある」企業にはロッテ等4社が入っていました。小売業者では、ファミリーマートが5段階中4番目の「目立った取り組みがない」と評価されたのみでした。どちらも、5番目の「透明性に欠ける(無回答)」に該当する企業はありませんでした。

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