持ち運び可能な蓄電池のシェアリングで緊急時に助け合おう
This article originally appeared on Shareable.net.
https://www.shareable.net/emergency-battery-network-toolkit/
シェアリングエコノミーを推進する非営利メディア「シェアラブル」は2023年12月12日、電力の緊急事態に備え、持ち運び可能な蓄電池を地域でシェアリングするネットワークを作るためのツールキットを公開しました。
この緊急時用の蓄電池ネットワークでは、会員が緊急事態で電力が必要になった際、蓄電池を充電・保管している会員に連絡して届けてもらいます。緊急事態が終わったら、蓄電池を利用した会員は、他の会員が緊急事態で必要となるまで蓄電池を充電・保管するといったしくみです。
無料公開されているツールキットは、シェアラブルと、「ピープル・パワー蓄電池共同体(People Power Battery Collective)」が協力して作成したものです。この組織は、カリフォルニア州にあるピープル・パワー太陽光発電協同組合(People Power Solar Cooperative)のプロジェクト・グループで、電力の緊急事態にある人々を支援するためにバックアップ電源の提供を目的としています。ツールキットは、2023年に実施されたオンライン連続講習を元に作られました。
ツールキットには、地元で蓄電池ネットワークを作りたい人が、自分たちで容易に学ぶことができるよう、イラスト付きのテキストや動画、書式例などが含まれています。内容は、「コミュニティは全て異なる」を前提に、地域の特性に合ったネットワークづくり、蓄電池の維持管理やシェアリング運用の仕方のほか、ネットワークがうまく機能するために考慮すべきポイントなども盛り込まれています。
(たんげ ようこ)
※この記事はShareableに掲載された記事(Emergency Battery Network Toolkit)の要約です。
- 「緊急時蓄電池ネットワーク・ツールキット(Emergency Battery Network Toolkit)」はこちら(英語)
https://www.shareable.net/emergency-battery-network-toolkit/