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みどりと水、農地と食べ物は、かけがえのない地域資源の循環利用と再生産の産物であり、食べ物の安全・安心は、社会の相互信頼を基本に成立している。今、私たちが考えるべきことは、足し算・割り算の「自給率」ではなく、「自給」そのものではないだろうか。
そうした問題意識から、出版された本書は、 「自給」をキーワードとし、「自然と農と食そして暮らし」をめぐる循環と信頼の回復を主題に、市場原理スタンダード、アメリカンスタンダードを批判的に問い、世界に共通する新しい価値観=もうひとつのグローバルスタンダードを生み出そうと提案している。
(山崎農業研究所のサイトから一部抜粋)