【音声講座受付中】第117回「幸せと経済と社会について考える読書会」
『Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章』を読む
【第117回】
日 時:2022年1月17日(月)
課題書:『Humankind 希望の歴史 上 』
『Humankind 希望の歴史 下 』(著:ルトガー・ブレグマン)
本読書会は音声と資料をご自身のパソコンにダウンロードしていただくことが可能です。
いつでもどこでも、ご自身のペースに応じて学んでみませんか。
ご希望の際は事務局までお申し込みください。
1月は、『Humankind 希望の歴史 上・下 人類が善き未来をつくるための18章』を課題書に取り上げます。本国のオランダでは発売後たちまち25万部を突破し、世界46カ国でベストセラーになっている話題の1冊です。
「人間は人間は本質的に利己的で攻撃的なものだ」「人間は自己の利益を最大化するために行動する」「人間は競争がないと努力しなくなるものだ」――私たちの経済も社会も、そういった人間観に基づいてつくられている部分が多々あります。そして、そうした人間観は正しいのだ、と心理学的な実験の結果もよく知られています。
ところが、「実はそうではないのだ!」ということを、著者自身が世界中を飛び回って証拠を集め、検証していく旅路の記録が本書です。
私は心理学を専攻し、臨床心理学を実践してきましたので、心理学の世界で「人間の本質はいかに良くないか」を明らかにする歴史的な実験なども学んできました(スタンフォード大学の監獄実験など)。そんな私にとって、本書は「本当はそうではなかったの!?」という、驚きの書です。と同時に、これまで知らなかった人間のさまざまな側面を考えさせられる本でもあります。
「人間をどう捉えるのか」、それは私たちの社会の根源にあります。
社会が性悪説を信奉していれば、それに則ったしくみができあがります。でも、実際には、性悪説を信奉しなくてもよいということがわかれば、これまでとは違う、より本当の人間性に添ったしくみや経済、社会がつくれるのだと思います。
本書は上下巻ありますが、推理物語のように思わず引き込まれてあっという間に読み進めてしまうことでしょう。年末年始、ひと息つきながらの読書のお供にいかがでしょうか。
新たに始まる2022年はどんな社会になるのか、していきたいか。
この課題書をきっかけのひとつとして、ぜひ一緒に議論しませんか。みなさんのご参加をお待ちしております!
枝廣淳子
講師
枝廣淳子(幸せ経済社会研究所所長、大学院大学至善館教授)
※本読書会はSDGsプランニングチーム「POZI」(株式会社東急エージェンシー内)との共催で開催しました
読書会参加者にいただいたコメント
■人は探しているものを見つける。皆がこの本の人間は本来、思いやりのある存在であると思うようになれば世界は大きく変わる
■ぜひ周囲でも読書会を開いて語り合いたいと思います。特に、気候変動やリジェネレーションのテーマで社会変革に向き合っている仲間にとっては、必読の書だと思いました。
■まさに希望の書だと思いました。
お申し込みについて
■受講料
3,300円(税込)
■お送りするもの
・音声(MP3)
・講義資料(PDF)
※いずれもメールでダウンロードのご案内をさせていただきますので、インターネット環境をご準備ください。郵送でのお届けはございません。
■お申し込み方法
下記の項目をお書き添えのうえ、Inquiry@ishes.org まで、メールでご送信ください。
受付確認後、お振り込み口座をお知らせいたします。
入金確認をさせていただきましたら、ダウンロードのご案内をさせていただきます。
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件名:第○回読書会の音声受講を申込みます
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※学生受講の有無
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【備考】
※お申し込み後、一週間たちましても返信が届かない場合は、インターネットの送受信にトラブルがあることも考えられますので、ご一報いただきますようお願い申し上げます。
これまで開催した読書会
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お問い合わせ
幸せ経済社会研究所 (有限会社イーズ内)
Tel: 03-5846-9841 Fax: 03-5846-9665
E-mail: Inquiry@ishes.org