【音声受講受付中】第134回幸せと経済と社会について考えるオンライン読書会
『社会を元気にする循環』を読む
【第134回】
日 時:2023年6月22日(木)
課題書:『社会を元気にする循環』(著:SSIR Japan)
本読書会は音声と資料をご自身のパソコンにダウンロードしていただくことが可能です。いつでもどこでも、ご自身のペースに応じて学んでみませんか。
ご希望の際は事務局までお申し込みください。
6月は、スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューの『社会を元気にする循環』 を課題書に取り上げます。
スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー(SSIR)は、スタンフォード大学内で発刊された、社会変革を目指す人たちの活動を後押しするためのメディア雑誌で、第122回の読書会で、日本語版の第1号『これからの社会の変え方を探しにいこう』を取り上げました。とても学びが多く、よいディスカションができ、参加者の満足度も高い回となりました。
今回は、日本語版第2号『社会を元気にする循環』を取り上げます。テーマは「循環」です。
サーキュラービジネスやリサイクルビジネス、クラウドファンディング、インパクト投資などさまざまな事例をもとに、資源やお金の「循環」、活動を支える思いやアイディアについての「循環」など、取り組みを進めていくなかで出てくる課題や悩みについて、多様な角度から考えて深掘りしていきます。
私は特に、以下の問題提起をしている章を取り上げて、議論したいと考えています。
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企業はこれまで、重要な環境問題に自主的に取り組み、膨大なリソース、グローバルな展開力、そして独自の能力をつぎ込んできた。今や、最大手のグローバル企業の90%超が、環境への責任を果たすと公言している。サステナビリテイ事業はどの企業でも見られるようになり、多くの企業では組織構造や文化にまで浸透し、専門性の高い幹部がマネジメントに当たっている。
では、なぜ私たちは未だに危機的な状況にあって、さらに悪い方向に向かっているのだろうか。
多くの企業が温室効果ガスの過剰排出を止めようとしているにもかかわらず、こうした取り組みが激増した過去30年間の二酸化炭素排出量は、それ以前の250年間を上回った。
何かが変わらなければならない。
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その「何か」とは? その「何か」によって、企業のサステナビリテイ事業の分野は大きく成長したが、サステナピリティの取り組みがプログラムの効果を十分に発揮できないような方向に歪められている、と著者は述べている。「私たちは、手遅れになる前にこの歪みを認識し、正さなければならない」と。
企業の方は身につまされる思いをするか、「そのとおり!」と膝を打つかもしれません。私たち一人ひとりも、なぜ今のやり方ではうまくいかないのか、消費者・生活者はどうすればよいのか、考えさせられます。
みなさんの活動で感じていることと重なる点も多いのではないでしょうか。ぜひ共に学び、一緒に考えましょう。
枝廣淳子
講師
枝廣淳子(幸せ経済社会研究所所長、大学院大学至善館教授)
※本読書会はSDGsプランニングチーム「POZI」(株式会社東急エージェンシー内)との共催で開催しました
読書会参加者にいただいたコメント
■楽しかったです。読んでいて「?」になる部分をわかりやすい言葉で、また視点を加え伝えてくださり、スムーズに事柄が頭に入りました
■読書会は一人では読み切れない本でも、理解が深まるのだと実感しました。ありがとうございました。
■初対面の方々ととても楽しくワークが進められ、一人ひとりの創造性の発揮、共創のツールとしての進化思考の可能性をあらためて感じました。ありがとうございました。
お申し込みについて
■受講料
2,200円(税込) ※2023年開催分より価格を改定しました
■お送りするもの
・音声(MP3)
・講義資料(PDF)
※いずれもメールでダウンロードのご案内をさせていただきますので、インターネット環境をご準備ください。郵送でのお届けはございません。
■お申し込み方法
下記の項目をお書き添えのうえ、Inquiry@ishes.org まで、メールでご送信ください。
受付確認後、お振り込み口座をお知らせいたします。
入金確認をさせていただきましたら、ダウンロードのご案内をさせていただきます。
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※学生受講(社会人学生を除く)の有無
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【備考】
※お申し込み後、一週間たちましても返信が届かない場合は、インターネットの送受信にトラブルがあることも考えられますので、ご一報いただきますようお願い申し上げます。
これまで開催した読書会一覧
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お問い合わせ
幸せ経済社会研究所 (有限会社イーズ内)
Tel: 03-5846-9841 Fax: 03-5846-9665
E-mail: Inquiry@ishes.org
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