【音声受講受付中】第150回幸せと経済と社会について考えるオンライン読書会
『サステナビリティの経済哲学』を読む
【第150回】
日 時:2024年10月22日(火)
課題書:『サステナビリティの経済哲学』( )
本読書会は音声と資料をご自身のパソコンにダウンロードしていただくことが可能です。いつでもどこでも、ご自身のペースに応じて学んでみませんか。
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10月は、松島斉氏の『サステナビリティの経済哲学』を、課題書に取り上げます。
社会的共通資本の提唱者であり、サステナビリティを経済の側面で鋭い研究を行ってこられた経済学者の故・宇沢弘文氏の愛弟子である松島斉氏が、サステナビリティの視点から「新しい資本主義」と「新しい社会主義」というシステム構想を展開しています。
本書の前書きから少し紹介します。「これはぜひ読んでみたい!」と思われるのではないでしょうか。
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これからの経済学には、サステナビリティにどのように貢献することができるかが、経済学という学問の社会的責任として問われることになる。経済学のかなりの部分は無限の経済成長を前提とするパラダイムを推進することで発展してきた。そのため経済学には、環境への影轡や社会的不平等といった多くの副作用を現実社会において引き起こしてきたという罪深い側面がある。学問にも社会的責任が問われるということだ。よって、学問としての経済学自体がサステナビリティを真剣に考慮することができる方向へと進化していかなければいけない。
本書全体を通じて、サステナビリティという重要なテーマを深く掘り下げて、経済学の理論やディシプリンを豊かにしていくアプローチを示していきたい。そのため、経済学の歴史的発展とその現代的課題、サステナビリティの重要性と経済学での扱い、異分野との対話、実用的な解決策と政策提言、批判的思考と学術的イノベーションといった、様々な要素を扱うことになる。これらの要素を組み合わせることで、経済学の学問領域を拡張し、サステナビリティに対する深い理解とその実践に向けた指針が提供されることになる。
よって本書は、サステナビリティの経済学のための実践的な哲学書であり、新たな地平を開くための経済学研究の批判的啓蒙書である。
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地球と人間文明の持続可能性のためには、現在の経済の仕組みとそれを支えている経済学が変わらなくては、とずっと思っていました。そのビジョンと道筋をどのように描くことができるのか? 本書を道しるべに、ぜひ一緒に考えてみませんか。
枝廣淳子
講師
枝廣淳子(幸せ経済社会研究所所長、大学院大学至善館教授)
※本読書会はSDGsプランニングチーム「POZI」(株式会社東急エージェンシー内)との共催で開催しました
読書会参加者にいただいたコメント
■企業のサステナビリティ担当の方とお話する機会が普段なかったので、考える際の視点等、大変勉強になりました。
■枝廣さんの視点で書籍概要をまとめてもらえる点はありがたい
■1人で読むよりもいろいろな理解の仕方ができた。
お申し込みについて
■受講料
2,200円(税込)
■お送りするもの
・音声(MP3)
・講義資料(PDF)
※受講料には書籍代は含まれておりません。
※動画配信ではありませんので予めご了承ください。
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幸せ経済社会研究所 (有限会社イーズ内)
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