世界の若者の大半は幸せではない? 日本では? 幸福度指数発表
Image by KellyB. Some Rights Reserved.
https://www.flickr.com/photos/foreverphoto/2358995244/
国際青少年育成財団(IYF)と戦略国際問題研究所(CSIS)が2014年4月3日、ヒルトン・ワールドワイドの協力の下でプロジェクトを進めてきた「世界若年層幸福度指数」(Global Youth Wellbeing Index)を発表しました。
世界若年層幸福度指数は、30カ国を対象に若者の生活状況を6つの分野(市民参加、経済的機会、教育、健康、情報通信技術、安全・治安)で評価するもの。2014年の報告書では、今日の若者の暮らしにおけるいくつかのマイナス要素(失業や貧困、男女不平等など)とプラス要素(教育への復帰やHIVの減少、技術知識など)が明らかになりました。
報告書の主な結果は、
・世界の若者の大半は幸福度が低いと感じている(幸福度が高いあるいは中より上と感じる若者は15%、中より下あるいは低いと感じる若者は85%)。
・分野別の平均スコアで見ると、国を問わず健康の分野でスコアが最も高く、経済的機会の分野で最も低い。
・全体的に若者の幸福度の動向は地域よりも国の所得水準との関連が強い。富裕国の若者は概して幸福度が高い傾向にある。
総合ランキングの上位3カ国は順にオーストラリア、スウェーデン、韓国でした。
日本は総合ランキングで7位となり、分野別で比較的高い評価を受けたのが経済的機会と安全・治安(2位)、情報通信技術(6位)、健康(8位)、教育(9位)でしたが、市民参加は23位となっています。