これまで世界の大部分では、経済成長は社会のために必須だと考えられてきました。しかし、温暖化をはじめとする環境問題の影響が明らかになるにつれ、"経済成長"や"GDP""真の幸せのための経済や社会のあり方"についてしっかり考えようという動きが盛んになってきました。
地球温暖化も生物多様性の危機も、問題の「症状」のひとつです。こうした多くの問題を引き起こしているのは、有限の地球のうえで、無限の経済成長を求める構造であるという認識が広がりつつあります。現在のかたちでの経済成長は真の幸せにはつながらないという認識や、経済成長を前提としない幸せのあり方を模索する地域や暮らしの取り組みが各地に広がりつつあります。
しかし、現在の社会や経済の構造が"成長"を基盤としているかぎり、経済成長をやめることは社会の安定を損なってしまいます。したがって、現状ではほぼすべての政府が「経済成長」「GDP成長」を国の政策の基盤に置いています。
「現在の経済・社会システムの中では経済成長を続けないと雇用や生活が不安定になってしまう」一方、「地球の資源やエネルギー、CO2吸収源などの限界を考えれば、永遠に経済成長を続けることは不可能である」という状況は、「経済成長のジレンマ」と呼ばれ、近年研究者のみならず、政治家も大きく取り上げるようになってきました。
日本でもこのテーマ「経済成長のジレンマ」について研究し、打開のためのさまざまな取り組みを進め、国内外に発信する機関が必要との思いから、枝廣淳子が代表を務める有限会社イーズ(http://es-inc.jp/)は環境NGOジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)(http://www.japanfs.org/ja/)の協力のもと設立したのが「幸せ経済社会研究所」です。JFSは主に海外発信を担当します。
「社会や経済を不安定にすることなく、どう地球の限界と折り合いをつけ、真に幸せな社会を築いていくか」「社会の真の進歩や幸せを何によって測るのか」は、今後の政府、自治体、企業をはじめとするあらゆる組織、そして私たち一人ひとりにとって避けることのできない課題です。
「幸せ経済社会研究所」はこのチャレンジに正面から向き合い、調査研究/情報発信/世論形成/対話/世界の動きとのネットワークづくりといった活動を展開していきます。

枝廣淳子(えだひろじゅんこ)
環境ジャーナリスト、翻訳家、有限会社イーズ代表取締役、NGOジャパン・フォー・サステナビリティ代表、有限会社チェンジ・エージェント取締役会長、環境省中長期ロードマップ小委員会委員、コミュニケーション・マーケティングワーキンググループ座長、東京大学人工物工学研究センター客員研究員。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表。
東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。環境ジャーナリストとして2つの会社を経営する傍ら、講演、執筆、翻訳等の活動を通じて「伝えること、つなげること」による行動変容と広げるしくみづくりを研究。幸せ/経済/社会の関係性を統合的に考え、働きかけていくために、ブータンのGNHや欧州を中心とした脱経済成長の研究や実践などをとりあげる「本当の幸せと持続可能性を考える連続講座」「“成長”を考え直す世界の動きについての勉強会」などを主宰。
主な著書に、「『エコ』を超えて―幸せな未来のつくり方」(海象社)、「エネルギー危機からの脱出」(ソフトバンククリエイティブ)、「地球のなおし方」(共著・ダイヤモンド社)、主な訳書に「不都合な真実」(ランダムハウス講談社)、「成長の限界 人類の選択」(ダイヤモンド社)、「つながりを取りもどす時代へ―持続可能な社会をめざす環境思想」(大月書店)など多数。
デニス・L・メドウズ 氏
インタラクティブ・ラーニング研究所代表
メッセージ

アラン・アトキソン 氏
コンサルティング会社「アトキソン・グループ」設立者、代表
メッセージ

広井 良典 氏
千葉大学法経学部総合政策学科教授
メッセージ

草郷 孝好 氏
関西大学社会学部社会システムデザイン専攻教授
メッセージ

ダショー・カルマ・ウラ 氏
国立ブータン研究所所長

ティム・ジャクソン 氏
英国サリー大学教授

〒156-0055
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(有限会社イーズ内)
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E-mail:inquiry@ishes.org

プレスリリース:「GDPに関する国民の意識調査」
http://ishes.org/news/2011/inws_id000007.html
関連著書:『幸せな未来の作りかた〜 「エコ」を超えて』
http://www.amazon.co.jp/dp/4907717075?tag=junkoedahiro-22
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