2014.09.08
世界幸せプロジェクト:ソーシャルメディアを使用した幸福測定を目指す
The World Well-Being Project
http://www.wwbp.org/
「世界幸せプロジェクト(WWBP: The World Well-Being Project)」は、ペンシルベニア大学のポジティブ心理学センターのプロジェクトです。コンピュータ科学者、心理学者、統計学者が協力し、ソーシャルメディアの言説を元に心理的・医学的な幸せを測定する新たな方法を開発しています。
このプロジェクトでは、心理的なプロセスがどのように健康と幸福に影響するのかに新たに光をあて、費用のかからない幸福測定方法を開発しています。そして最終的には、行動や政策を個人や組織、政府が選択する際に、人々や会社の経済的な利益を最大化するだけではなく、真に幸せを後押しをする選択を行う助けとなることを望んでいます。
PLOS ONE誌に掲載された研究は、自主的に参加した75,000人のデータを使用したものです。参加者はフェイスブックのアプリを使って性格についての質問に回答するともに、フェイスブックのアップデート状況を研究に利用できるようにしました。研究者は参加者の言説パターンを分析し、性格についての質問の回答、年齢、性別を予測するコンピュータモデルを作成しました。このモデルでは92パーセントの確率で、アップデートの際に使われた言葉から性別をあてることができるとのことです。
- この記事の原文(英語)を読む
https://www.authentichappiness.sas.upenn.edu/learn/wwbp