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2014.12.12

多くの国で「環境にやさしい行動」は増加、でも日本は?――2014年版のGreendex発表される

多くの国で「環境にやさしい行動」は増加、でも日本は?――2014年版のGreendex発表される

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https://www.flickr.com/photos/northcharleston/6963543766

(ナショナル・ジオグラフィックより)

2014年9月、ナショナル・ジオグラフィック協会とグローバル・スキャンは、2014年版のGreendexの結果を発表しました。Greendexは、持続可能な選択を促す情報を世界中の消費者に提供するために2008年から始められたもので、2014年版には、世界18カ国、18,000人が回答しています。

2014年版のGreendexの主要調査結果をいくつかをご紹介します。
  • 「環境問題について非常に気にかけている」と回答した消費者は、2012年の56%から61%に増えています。
  • 2008年と比較して、「持続可能な消費行動」はほとんどすべての国で増加しています。世界中の消費行動はゆっくりですが、改善していることがわかります。
  • 2012年と比較すると、「環境にやさしい行動」は9カ国で増加しています。しかし減少した国も5カ国ありました。日本も「環境にやさしい行動」が減った国の1つです。
  • ますます多くの消費者が、地元産や有機栽培の食料を受け入れています。そして多くの人が「自分たちの食料が、どのように作られているのか、どこで作られているのかを知ることはとても重要だ」と回答しています。

またこの調査では、住居、交通、食糧、財の消費の4つの分野について、「暖房の方法」「運転している車の種類」など環境への影響が大きい行動を調査し、Greendexスコアを出しています。国ごとの平均スコアをみると、1位はインド、中国と韓国がそれに続きます。日本は18カ国中15位と下から3番目、また下から2番目はカナダ、最下位は米国でした。全般的に先進国のスコアは低い傾向があります。例えばレポートでは「日本の消費者は、家の暖房に石油をかなり使っているようだ」と述べられています。

なお、ナショナル・ジオグラフィックのサイトでは、消費者は自分のGreendexを計算することができます(英語)。
http://environment.nationalgeographic.com/environment/greendex/calculator/

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