2015.01.18
温暖化対策ランキング、日本は前回に続き「非常に貧しい」
The Climate Change Performance Index 2015
http://germanwatch.org/en/9472
(ジャーマンウォッチより)
環境NGOのジャーマンウォッチと気候行動ネットワークヨーロッパは2014年12月8日、2015年版の『気候変動パフォーマンス・インデックス』を発表しました。この報告書は、世界の年間二酸化炭素(CO2)排出量の90%を排出している58カ国を対象に、CO2排出(排出量および排出の動向)、省エネ、再生可能エネルギー、気候変動政策に関して、「非常に良い」から「非常に貧しい」まで5段階で評価しています。順位については、1~3位は、各国にはやるべきことがまだ残されている、として不在となりました。
デンマークが最も評価が高い4位、次いでスウェーデンと英国の順となっています。世界のCO2排出量上位10カ国を見ると、最も順位が高い国がドイツ(22位)で「良くもなく貧しくもない」、2大排出国である中国(45位)と米国(44位)はともに「貧しい」と評価されました。
日本は53位で、前回(50位)に続き「非常に貧しい」と最低ランクの評価となっています。特に最近のCO2排出の傾向を示す「排出の動向」の項目では、前回の26位から34位と大きく後退しました。
- 気候変動パフォーマンス・インデックス2015年版の報告書はこちら
http://germanwatch.org/en/9472