今注目のギグ・エコノミー、世界の動向は?
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(オックスフォード・インターネット研究所より)
最近日本でも話題になっている「ギグ・エコノミー」。オックスフォード大学のインターネット研究所が2017年7月に公表したレポートによると、世界のギグ・エコノミーは過去1年間で26%拡大しています。「ギグ」には単発の仕事という意味があり、インターネットを通じ、単発の仕事を受注するフリーランスや在宅勤務などで働く人が増えているのです。
中でも職業分類で最大の「ソフトウェア開発・技術」がこの1年間で37%増、2番目の規模となる「クリエイティブ・マルチメディア」が21%増と急速に成長。3番目の「事務・データ入力」の伸びは横ばいでした。「会計などの専門的なサービス」は全体の3%と規模こそ小さいものの、43%増で成長が著しい部門となっています。
また、国によってオンライン労働市場にもたらされるスキルが異なっていることもわかりました。米国で最も多いのが「ライティング・翻訳」で、インドなどでは「ソフトウェア開発・技術」となっています。欧州については、ラテン語圏では「ライティング・翻訳」、北欧では「クリエイティブ・マルチメディア関連」や「販売・マーケティングのサポート」、東欧では「ソフトウェア開発・技術」というように地域によって集中する部門が分かれています。
これらの報告は2017年7月1~6日に収集されたデータを分析。同研究所の「オンライン労働指数(Online Labour Index)」では、過去7日間の最新データが自動的にアップデート されています。