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2017.10.18

カナダ:小学生による参加型予算プロジェクト

(Sharableより)

共有(シェア)について情報を発信しているSharableは2017年7月17日付けの記事で、カナダのケベック州で行われた小学生による参加型予算プロジェクトを紹介しています。

このプロジェクトでは、コミュニティセンターが確保した予算について、近隣の3つの小学校が共同で使い方を検討し、内容を決定しました。具体的には各学校ともそれぞれ4~5人の代表児童を選出し、半年間はそれぞれの学校でアイディアを出し最終的な候補を決定した上で、次の半年間は3校の代表児童が月に1度会議を行いました。最終的には2,000ドルの予算で「バブルサッカー」というユニークなサッカーゲームの道具を購入することを決定し、実際の購入作業まですべて子どもたちだけでやり遂げました。

このプロジェクトを指揮したカナダ政府機関職員フィオナ・ダギッド氏によると、3校は校内システムも所属する機関も異なるため、代表児童の選出や校内での候補決定はそれぞれ異なるやり方で行ったものの、3校の協力はすばらしかったということです。子どもたちは会議で順番に議長を務めた経験から、議長職とは権利の行使ではなく、全員の声に耳を傾けて会議を円滑にすることであると学びました。他にもコミュニケーションスキルや協調性、自信など子どもたちが得たものは大きかったと言います。

ダギッド氏はこうしたプロジェクトには、各学校にそれぞれ、プロジェクトに時間とエネルギーを注いでくれる熱心な大人が存在することも大変重要であると述べています。

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