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世界
2017.10.26

社会進歩指標2017:北欧諸国が上位を独占、日本は17位

社会進歩指標2017:北欧諸国が上位を独占、日本は17位

2017 Social Progress Index
http://www.socialprogressindex.com/

(The Social Progress Imperativeより)

「社会進歩指標」の最新版が2017年6月20日に発表されました。この指標はGDPなどの経済指標を使わずに社会の幸福を測る方法として2013年から発表されているもので、今回は世界128カ国が対象となっています。

今回の調査では、社会進歩指標とGDPが強く結びついており、経済が発展している国々では社会進歩も進んでいることが分かりました。ただ、その関係は単純ではなく、所得水準の低い国々ではGDPがわずかに上がるだけで社会進歩が大きく進むことが分かります。4年目となった今回の調査では、2014年版の結果との比較も行われました。全体的に情報や高等教育へのアクセスでは大きな進展が見られたもの、個人の権利や安全ではスコアが後退していることがわかります。また、社会進歩の向上は南アジアや西アフリカなどスコアが比較的低かった国々に集中しており、こういった国々は他地域で成功した方法を利用できるため向上の機会に恵まれていることもわかりました。

今回、国別では1位はデンマーク、2位フィンランド、3位アイスランド、4位ノルウェーと北欧の国々が上位を占める結果となりました。下位7カ国には中央アフリカ、チャド、ニジェールなどアフリカの国々が多く入りましたが、昨年同様、イエメンとアンゴラなど中所得国も含まれました。

日本は総合順位で17位と昨年の14位から順位を落としました。住環境や教育制度への評価は高かったのですが、自殺率、移民などを受け入れる社会的寛容性が相変わらず低い結果となっています。

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