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2017.02.22

持続可能なビジネスモデル、12兆ドルの経済的価値をもたらす可能性

持続可能なビジネスモデル、12兆ドルの経済的価値をもたらす可能性

報告書『より良きビジネス より良き世界』
http://report.businesscommission.org/uploads/BetterBiz-BetterWorld_final.pdf

(ビジネス&持続可能な開発委員会より)

ビジネス&持続可能な開発委員会は、2017年1月、報告書『より良きビジネス より良き世界』の中で、持続可能なビジネスモデルによりもたらされる経済的機会は、2030年までに12兆ドルとなり、3億8千万の雇用を開く可能性があることを明らかにしました。

この報告書の議論の中心は、「貧困をなくそう」「働きがいも経済成長も」などの17の目標を掲げる国連の持続可能な開発目標(SDGs)です。委員会では、SDGsによって、持続可能かつ包括的な世界が作り出されるとともに、民間部門に、重要な市場機会を創出する新たな成長戦略がもたらされると考えています。

※持続可能な開発目標(SDGs)について詳しくはこちら
http://ishes.org/keywords/2016/kwd_id001913.html

具体的には、「エネルギーと材料」「都市」「食料と農業」「健康と幸福」の4つの経済システムにより、持続可能で包括的な60の市場の「ホットスポット」が生み出されることを報告書は明らかにしています。この市場は2030年までに内部留保と収入において最大12兆ドルの価値があると推測されます。

60のホットスポットのうち代表的なものは以下の通りです。

  • エネルギーと材料:循環モデル(自動車、電化製品、電子工学)/再生可能エネルギーの拡大
  • 都市:手頃な価格の住宅/建物のエネルギー効率
  • 食料と農業:森林生態系サービス/低所得層向けの食料市場
  • 健康と幸福:遠隔患者モニタリング/最先端ゲノムミクス

(新津 尚子)

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