（ベルテルスマン財団より）

2017年７月、ベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューションネットワークは、2017年度版「持続可能な開発目標（SDGs）インデックス & ダッシュボード」を公開しました。

「SDGsインデックス & ダッシュボード」は、SDGsの17の目標について、各国の達成状況を、さまざまなデータを元に評価し、スコアと達成度ごとに色分けされたダッシュボードで表したものです。2016年に初めて作成され、今回は２回目となります。昨年は149カ国が評価の対象となっていましたが、今年は157カ国に増えました。また今回初めて、各国の活動が及ぼす波及効果についても評価されています。

2017年の総合スコアのトップは、昨年と同じくスウェーデンで、スコアは100点満点中85.6点でした。この数字は、スウェーデンが17の目標全体を通して、平均すると「最高の結果（100点）」の85.6％まで至っていることを示しています。２位はデンマーク（84.2点）、３位はフィンランド（84.0点）と、今年もトップ３を北欧諸国が占めました。

日本の総合スコアは11位（80.2点）で、昨年の18位より順位を上げました。ダッシュボードでは、「質の高い教育」「働きがいも経済成長も」などの目標では、高い達成度を示す緑色の評価でしたが、「ジェンダー平等」「気候変動対策」などでは、達成度が非常に低いことを示す赤色の評価でした。