幸せ研の活動について

アドバイザー メッセージ

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広井 良典 氏

京都大学こころの未来研究センター教授

「幸せ経済社会」というテーマは、ブータンのGNHや荒川区のGAHなどの試みを挙げるまでもなく、現代を生きる人々の最大の関心事となっており、そうした意味で本研究所の創設はきわめてタイムリーかつ意義の大きいものと思います。
私自身も定常型社会や定常経済といった社会モデルの実現が大きな課題と考えています。それは一見退屈で閉塞した社会という印象を与えるかもしれませんが、人間の歴史を振り返ると、物質的な生産の量的拡大の時代の後に、むしろ文化的創造や内的深化の時代が生成・展開しており、現在はそうした入り口の時代と言えます。
同時に、そうした理念や思想を様々な分野の公共政策と結びつけて新たな社会システムを構想していくことが重要であり、本研究所の発展に大いに期待しています。

広井 良典

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