世界・日本の幸せニュース
Photo by Nicholas Doherty on Unsplash
https://unsplash.com/photos/white-electic-windmill-pONBhDyOFoM
バイデン=ハリス政権は2024年9月5日、メリーランド沖風力発電プロジェクトを承認したことを発表しました。これは、バイデン大統領の主導により承認された米国で10番目の商業規模の洋上風力発電プロジェクトです。
本承認によって、米国エネルギー省は洋上風力発電プロジェクトによるクリーンエネルギーを15ギガワット以上承認したことになります。これは「2030年までに30ギガワットの洋上風力発電を展開する」というバイデン大統領の目標を達成するために必要な容量の半分に相当します。
この30ギガワットという目標を達成すれば、米国の海岸沿いのプロジェクトへの年間120億ドル以上の投資が誘発され、数万人の高賃金の雇用が創出されると予想されています。さらに2030年までに44,000人以上が洋上風力発電に雇用され、洋上風力発電の活動に支えられる地域ではさらに33,000人近くの雇用が創出される見込みです。また、1000万世帯以上の米国の家庭が1年間に必要とする電力を賄うのに十分な電力を発電し、7800万トンの二酸化炭素排出を回避できる見込みです。
「本日、米国で10番目の洋上風力発電プロジェクトが承認されたことは、バイデン大統領とハリス副大統領が就任する前に承認されたプロジェクトがゼロだったことを考えると、状況が一変したといえるでしょう」とホワイトハウスの国家気候アドバイザー、アリ・ザイディ氏は述べています。
(新津 尚子)