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世界・日本の幸せニュース

「デジタルクリーンアップデー」をご存じですか? 今年は3月15日。この日にみんなで携帯電話やパソコンなどの「デジタルごみ(不要な動画や写真、メールなど)」を消去してCO2の排出を一斉に減らそう、という取り組みです。

なぜ、デジタルごみを捨てればCO2排出が減るのでしょうか? それはデータの保存やEメールの送信に大量のエネルギーが必要になるからです。

2022年には、約7000万台のサーバーがデータの保存に使用され、1台当たり年1~2トンのCO2を排出しました。そのデータの99%は過去10年間に生じたものです。今日の際限ないデータ消費を満たすために、世界中の太陽光パネルが発電する量の3倍の電力が必要とされています。また毎日3200億通のEメール、毎年62兆通のスパムメールが送信されており、それによって排出されるCO2は2000万トンに上ります。Eメール1通当たりのCO2排出量は4グラムになるのです。

「デジタルクリーンアップデー」はエストニアの市民運動「Let's Do It World」が発端となって世界に広まりました。2020年から開始され、今年で5年目を迎えます。これまで世界175の国・地域から約120万人が参加し、消去されたデータは1450万ギガバイト、年間3625トンのCO2排出を防ぐことができました。

この機会に、何気なくそのままにしていたデジタルごみを消去してみませんか? デバイスのパフォーマンスが向上し、温暖化防止にも貢献できる、一石二鳥のアクションとして期待できそうです。

(佐々 とも)

「定常経済」について考える
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インタビュー
エダヒロの「幸せへ!」コラム
新型コロナウイルスに負けないために国内外の素敵な取り組みを知ろう!

幸せ経済社会研究所 主催「幸せと経済と社会について考える読書会」のご案内

日時:2025年3月13日(木) 18:30~20:30
会場:オンライン
●課題書:『社会的処方 孤立という病を地域のつながりで治す方法』(著:西智弘)

過去の読書会の音声講座も販売しています。

 
 

Quotational phrase

「成長に殺されるまで成長し、自分の葬儀代をさらなる成長として計上せよ」というルールからは卒業しなくてはならない。

ハーマン・デイリー(経済学者)

参考図書&リンク

参考図書

社会的処方: 孤立という病を地域のつながりで治す方法
社会的処方: 孤立という病を地域のつながりで治す方法

[-まちとのつながりが孤立を癒す薬になる-]医療をめぐる諸問題の最上流には「社会的孤立」がある。薬ではなく地域での人のつながりを処方する「社会的処方」の取組を紹...

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参考リンク

WEALL(幸福経済アライアンス)
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幸福経済アライアンスは、新しい経済運動に関する長期的な取り組みを基盤として、経済の枠組を成長至上主義から離し、協力と繁栄の共有へと移行させる可能性を実証する既存の取り組みや、新たな取り組みを拡大することを目指します。
※参考情報(幸せニュースより)
「幸福経済アライアンス」立ち上げられる
https://www.ishes.org/happy_news/2018/hpy_id002552.html

エダヒロの100人に聴く「経済成長についての7つの質問」 あんな人や、こんな人にも!
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