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世界・日本の幸せニュース

米国オレゴン州ポートランドの「ポートランド・クリーンエネルギー・コミュニティ・ベネフィット・ファンド(Portland Clean Energy Community Benefits Fund:PCEF)」は、5年間で総額約16億ドルの「気候投資計画」を打ち出し、気候変動対策に絡めて環境・社会問題に取り組む優れた地元のコミュニティ団体やプロジェクトに資金を割り当てています。

特にポートランド市の中心部を走るイーストウエスト82番通り沿いには、気候投資計画に選ばれた7つの団体や公的機関が軒を並べており、以下のようなプロジェクトが進められています。

  • アフリカ系の若者&コミュニティの団体(AYCO)は、100kWの太陽光発電・蓄電設備を導入し、建物のカーボンフットプリントを削減する。発電した電力はポートランドにある移民・難民コミュニティの300世帯余りに供給する見込み。
  • 野生生物ケアセンターは、6エーカーの空き地を植林し、野生生物の生息地と二酸化炭素の吸収源を創出するプロジェクトを実施する。
  • マクダニエル公立高校では、「生徒主導のイニシアチブ(SLI)」プログラムとして、気候レジリエンスや温室効果ガス削減に取り組むプロジェクトを計画・主導する生徒たちに1万5000ドルが支給される。

PCEFは気候正義を目指し、直接投票で有権者の支持を得て2018年に設立された基金です。気候災害(熱波や洪水、媒介性疾患など)でより大きな被害に直面しうる低所得家庭や障がい者、有色人種に優先して資金を支給するとしています。

(佐々 とも)

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エダヒロの「幸せへ!」コラム
新型コロナウイルスに負けないために国内外の素敵な取り組みを知ろう!

幸せ経済社会研究所 主催「幸せと経済と社会について考える読書会」のご案内

日時:2025年11月20日(木) 18:30~20:30
会場:オンライン
●課題書:『シビックエコノミー ー世界に学ぶ小さな経済のつくり方』(著:00)

過去の読書会の音声講座も販売しています。

 
 

Quotational phrase

「成長に殺されるまで成長し、自分の葬儀代をさらなる成長として計上せよ」というルールからは卒業しなくてはならない。

ハーマン・デイリー(経済学者)

参考図書&リンク

参考図書

シビックエコノミー--世界に学ぶ小さな経済のつくり方
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誰もが経済の中心を担う、市民起業家になれる。私たちはもっと、市民参加型社会を理解し、実行に移すことができる。世界の市民の、市民による、市民のためのイノベーション...

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WEALL(幸福経済アライアンス)
WEALL(幸福経済アライアンス)

幸福経済アライアンスは、新しい経済運動に関する長期的な取り組みを基盤として、経済の枠組を成長至上主義から離し、協力と繁栄の共有へと移行させる可能性を実証する既存の取り組みや、新たな取り組みを拡大することを目指します。
※参考情報(幸せニュースより)
「幸福経済アライアンス」立ち上げられる
https://www.ishes.org/happy_news/2018/hpy_id002552.html

エダヒロの100人に聴く「経済成長についての7つの質問」 あんな人や、こんな人にも!
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