世界・日本の幸せニュース
Photo by Jimmy Woo on Unsplash
https://unsplash.com/photos/a-city-with-a-mountain-in-the-background-0FKUX_09V5E
米国オレゴン州ポートランドの「ポートランド・クリーンエネルギー・コミュニティ・ベネフィット・ファンド(Portland Clean Energy Community Benefits Fund:PCEF)」は、5年間で総額約16億ドルの「気候投資計画」を打ち出し、気候変動対策に絡めて環境・社会問題に取り組む優れた地元のコミュニティ団体やプロジェクトに資金を割り当てています。
特にポートランド市の中心部を走るイーストウエスト82番通り沿いには、気候投資計画に選ばれた7つの団体や公的機関が軒を並べており、以下のようなプロジェクトが進められています。
- アフリカ系の若者&コミュニティの団体(AYCO)は、100kWの太陽光発電・蓄電設備を導入し、建物のカーボンフットプリントを削減する。発電した電力はポートランドにある移民・難民コミュニティの300世帯余りに供給する見込み。
- 野生生物ケアセンターは、6エーカーの空き地を植林し、野生生物の生息地と二酸化炭素の吸収源を創出するプロジェクトを実施する。
- マクダニエル公立高校では、「生徒主導のイニシアチブ(SLI)」プログラムとして、気候レジリエンスや温室効果ガス削減に取り組むプロジェクトを計画・主導する生徒たちに1万5000ドルが支給される。
PCEFは気候正義を目指し、直接投票で有権者の支持を得て2018年に設立された基金です。気候災害(熱波や洪水、媒介性疾患など)でより大きな被害に直面しうる低所得家庭や障がい者、有色人種に優先して資金を支給するとしています。
(佐々 とも)






































